行者にんにくとは
行者にんにくはユリ科ネギ属の多年草です。北海道と東北北部の寒いエリアの山の斜面などに自生し、雪解け後、春の訪れとともに芽を伸ばします。近年では、ハウス栽培された行者にんにくも登場するなど、健康自然食材のひとつとして注目されるようになってきました。
疲労回復や強壮作用とともに、血行を良くし、高血圧の予防や冷え性にも効果があると言われています。
名前の由来
深山にこもって修行する修行者たちが、強いニンニクの香りを持つこの草を強壮薬として食べたことから、「行者にんにく」と名付けられました。
古くは、アイヌ民族の人々が万能薬や厄除けとして用いており、アイヌ語で「キト(kito)」や「プクサ(pukusa)」と呼ばれていました※。そのためか、北海道では「キトピロ」や「アイヌネギ」とも呼ばれています。
学名はイギリスの植物学者である発見者の名前から、Allium victorialis L. と名付けられています。
(※ 知里真志保「分類アイヌ語辞典植物篇」より)
食べ方
行者にんにくは、葉から茎まで食べることができ、異なる食感を楽しむことができます。醤油漬けやおひたしにする食べ方が有名ですが、そのままの味を楽しみたいときには、天ぷらや素焼きにし、塩を付けて食べるのもおすすめです。
また、ニラやニンニクと同じように肉や魚との相性も抜群で、炒め物や卵とじなど、さまざまな料理の主役や脇役としても活躍してくれます。
|